アトピー用保湿剤/ワセリンの効果とは

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アトピー性皮膚炎に効果的な保湿剤として代表的なのが、ワセリンです。

ワセリンはアレルギー反応や副作用もほとんど心配なく、安全性が高いため、皮膚科のお医者さんが処方することも多く、薬局でも手に入れることができます。

ワセリンはステロイドなどの薬とは違い、アトピーの症状そのものに作用するものではありませんが、肌に塗ることによって乾燥から守る効果があります。

上手に取り入れて、辛い炎症や痒みを防ぎ、少しでも快適に過ごすためのサポートにすると良いでしょう。


ワセリンとは


ワセリンは、石油を精製して作られた鉱物油で、油性軟膏の基材になるものです。

精製度が高いほど白色や透明度が高くなり、市販されているものの多くは白色ワセリンになります。
鉱物油とはいっても、精製されているので肌に安全で、赤ちゃんにも使用することができます。

アトピーの皮膚表面は皮脂の分泌がうまくできないことが多いため、ワセリンが皮脂の代わりに肌に保護膜を作ってくれます。
保護膜ができることで肌のバリアー機能が改善され、角質層から水分の蒸散を防ぎ、外部刺激からも守ってくれるのです。

また、肌内部には浸透しないため、炎症や痒みのある部分に直接塗ることができます。

中にはチューブタイプやベビー用のワセリンも販売されているので、用途によって使い分けると良いでしょう。


ワセリンの塗り方


ワセリンを塗る時は、入浴後のまだ水分が残っている状態の肌に塗るようにしましょう。
その目安は、お風呂から上がってタオルで軽く水分を拭き取った後、5分以内といわれています。

また、アトピー・敏感肌用の化粧水や美容液で保湿をした上に塗ることで、肌のうるおいを逃さず表面からフタをする効果が得られます。

また、塗る際には清潔な手にワセリンを充分に取り、薄く均一に伸ばすようにしましょう。
この時、肌表面をこすらないようにやさしく塗ることが大切です。


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ワセリンを塗る前のスキンケア


お風呂上りにワセリンを塗る前には、しっかりと保湿スキンケアをおこなうことが大切です。

アトピーの場合、角質層のセラミドを作り出しにくくなっている状態のため、このセラミドを補うスキンケアを中心に、しっかりと保湿をするスキンケアがおすすめです。


ワセリンを使用する際の注意点


薬局で売られている一般の白色ワセリンは、完全に不純物が取り除かれたものではないため、過信は禁物です。

特に外出前に、紫外線やホコリ、化学物質など外部からの刺激を受けやすい顔などの部分に塗るのは、避けた方が無難でしょう。

また、ワセリンはあくまでも一時的な保湿効果をもたらすものです。
2~3時間経つとワセリン自体が乾燥してくるため、重ね塗りが必要になります。

何度も重ね塗りをすると、肌の新陳代謝が遅れ、自力で保湿する力が弱まってしまうおそれがあります。

ワセリン保湿に頼り過ぎず、お風呂上りの保湿が行き届いた肌に薄く塗る程度に留めるのが良いでしょう。




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