アトピーに効果的な温泉の泉質は?

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● 温泉はアトピーに効くの?

2014年7月に、温泉法の一部が改訂され、硫黄泉酸性泉の泉質別適応症(効能)として「アトピー性皮膚炎」が追加されました。

硫黄泉・酸性泉の温泉がアトピーに良いと、公(おおやけ)に認められたということですね。

アトピーで刺激に敏感になっている皮膚に、温泉はどのような効果があるのでしょうか。
温泉の入り方や、体質改善効果、気をつけた方がよい点などを調べてみました。


● 硫黄泉・酸性泉がアトピーに良い理由

硫黄泉は、硫黄を多く含んだ泉質が特徴で、独特のにおいがあります。
この硫黄泉はアトピーのほか、ニキビや脂漏性湿疹にも有効とされています。

また酸性泉は、黄色ブドウ球菌への殺菌作用があることでも知られています。
アトピー性皮膚炎では、皮膚表面にある黄色ブドウ球菌が悪化の原因となるため、肌を改善する作用が期待できます。

また、人の皮膚の表面は弱酸性なので、酸性泉がおすすめといえるのです。


● 硫黄泉・酸性泉の注意点

アトピー性皮膚炎の時は、40度くらいまでのややぬるめの温泉に浸かるのが良いとされています。

硫黄泉は、火山地帯に近い温泉で温度が高い傾向にあります。
体が熱を持つと、皮膚症状や痒みが悪化する恐れがあるので、お湯に入る前には温度を確かめ、熱いお湯は避けるようにしましょう。

また酸性泉も、その日の体調や症状により肌を刺激してしまう場合があるので、長時間の入浴は控えるなど、様子を見ながら浸かるようにすると良いでしょう。


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● 硫黄泉・酸性泉の効果を最大に引き出すには

温泉で効果を実感するには、温泉の成分や泉質も重要ですが、お湯に浸かることで心地よさ、リラックスを感じられることも大切。

自然豊かな環境でストレスから解放され、ゆったりと呼吸が深くなると、自律神経やホルモンのバランスも調整され、皮膚にも良い効果が生まれます。

また、汗を流すことにより、皮膚表面から体内の老廃物が排出され、血液やリンパをきれいに浄化する作用も期待できます。


● 硫黄泉・酸性泉に浸かった後は?

アトピーや敏感肌の場合は、温泉から上がる際にシャワーでさっと流し、すぐに保湿をすることが大切です。

普段使用しているワセリンや保湿ローション、クリームなどで肌表面を保護し、水分が蒸発して乾燥してしまわないようにケアをしましょう。


<フェイスケア>

温泉の成分で潤った肌を、さらに敏感肌用の化粧水でしっかりと保湿をすると、相乗効果が期待できます。

セラミドが配合された化粧水が、特にうるおいを保持してくれるサポートになるでしょう。


<全身のスキンケア>

温泉の後の全身保湿には、敏感肌用の保湿ローションを使用するのがおすすめです。

こちらもセラミド、ヒアルロン酸などの美容成分や自然成分を配合した、全身用の化粧水があると役立ちます。


→ 温泉後の保湿に効果的な化粧水はこちらでご紹介しています


● アトピーに良いとされる、その他の温泉

硫黄泉・酸性泉のほかに、アトピー性皮膚炎の温泉治療や体質改善に良いとされる泉質は、次の6つになります。

・単純温泉
・炭酸水素泉
・塩化物泉
・硫酸塩泉
・含鉄泉
・放射能泉(ラドン泉・ラジウム泉)

この中で、最も多く用いられるのは単純温泉です。

アトピー性皮膚炎の温泉療法や体質改善は即効性はありませんが、食事や薬、スキンケアと併せて取り入れることで、相乗効果が期待できるでしょう。

アトピーや敏感肌の症状は人それぞれなので、実際に入ってみて、自分に合うかどうかをたしかめることも大切。

気になる点があればかかりつけのお医者さんに相談し、刺激の少ない範囲内で心地よい温泉入浴を楽しんでみてはいかがでしょうか。


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