アトピーが悪化する原因はストレス?

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● ストレスとアトピーの関係について

大人になってからアトピーの症状が出て普通に日常生活が送れない、寝ようとすると皮膚がかゆみに襲われて辛い、という症状を抱える方が多いようです。

耐えられなくて体中を掻きむしり、肌がボロボロになってしまったり、枕やシーツ、衣服に血の跡が残っているのを見て、憂鬱な気分になる・・・、そんな毎日を送っていると心にまで影響を及ぼしてしまいますね。

「どうして自分だけ、こんな思いをするのだろう・・・?」
「これから先、どうなってしまうのだろう・・・?」

そんな思いがよぎると、ますますストレスに苦しめられてしまいます。

ここでは、ストレスとアトピーの関係について、原因と対策を考えていきたいと思います。


● アトピーが悪化する原因となるストレスとは?

アトピー性皮膚炎は、その多くは小学校に上がる前に治まるといわれていますが、現代は大人になってからアトピーを発症したり、またぶり返す例が多いようです。

子どものアトピーは、皮膚への刺激やアレルギーが主な原因になりますが、成人アトピーの場合は、これに加え、疲れやストレスが大きな引き金となるためです。

大人になると、仕事や人づきあいが増え、周囲に気を遣う場面も多くなります。
そのため、寝不足や過労、精神的なストレスを抱えてしまいやすく、それがアトピーがひどくなる原因になりやすいのです。

それは、リストラや近親者との死別などの人生に大きく関わるようなストレスよりも、職場や家庭内の人間関係など、毎日の生活の中にあるストレスによるものが大半を占めるといわれています。

イライラなど精神的ストレスを感じると、その情報が大脳に届き、コルチゾールというホルモンが分泌異常を起こします。

コルチゾールとは副腎皮質ホルモンの一種で、免疫や抵抗力に関わり、アレルギー反応を抑制するはたらきがあるのですが、ストレスによってその分泌が抑えられると、免疫力が低下し、アレルギーやアトピーの症状が現れやすくなるのです。


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● アトピー症状を悪化させないための対策は?

<睡眠>

ストレスからくるアトピーの症状を改善するには、肌をいつも清潔に保ち、よく眠ることが最も良い方法になります。

睡眠リズムを整えることで、脳内物質のセロトニンが優位になるため、コルチゾールのはたらきも正常化され、アトピーの悪化を防ぐことができます。

そうはいっても、かゆくて眠れないのがアトピーの症状です。
その場合は、寝る前に抗ヒスタミン剤をとるなど、お医者さんの指示のもと薬を使用することも大切です。


<習慣や考え方を見直す>

ストレスからアトピーが悪化しやすい人には、共通する特徴があるといわれています。
次の項目に1つでも当てはまるなら、普段の習慣や考え方を見直してみることも大切です。

・責任感が強く、ついがんばりすぎてしまう
・自分を後回しにして、他人を優先しがち
・自分を責めることがある
・感情を抑えてしまう
・コーヒーなどのカフェインやアルコールに頼りがち

もし当てはまるようなら、このように考えると良いでしょう。

・がんばりすぎず、「良い加減」「ほどほど」を身に付ける
・「自分はどうしたいのか」「どう感じるか」と、自分の気持ちを確認する
・良い意味で開き直る、自然の状況に委ねる
・言いたいことを紙に書き出し、気持ちの整理をする
・ウォーキングやヨガなど、心地よさを感じる運動の習慣を持つ


<転地療養・旅行へ行く>

皮膚科のお医者さんの中には、アトピーが悪化している患者さんにしばらく自然のある場所に滞在し、自由に遊ぶことをすすめる場合もあるようです。

精神的なストレスから完全に切り離れることで、みるみるアトピー症状が良くなることがあるといいます。

もし、入院が必要なほど悪化しているようなら、転地療養や旅行を視野に入れてみるのもひとつでしょう。


<スキンケア>

精神的ストレスが原因とはいっても、アトピー症状の悪化や掻きむしりが酷い時には、肌を清潔に保ち、しっかりと保湿することは欠かせません。

アトピーは、皮膚のセラミドが不足しやすいことが、症状の悪化を招くといわれています。
スキンケア化粧品を選ぶ時は、セラミドを補う成分が含まれているかどうか、また低刺激かどうかを確認すると良いでしょう。

こちらも、ひとつのご参考になさってください。

→ アトピー・敏感肌用化粧水についてはこちら


また、グリチルリチン酸ジカリウムを成分に配合した化粧水は、皮膚の炎症を鎮める効果が期待できます。

皮膚科でも処方されるほど安全で効果的な成分なので、肌トラブルが現れている時にも毎日のケアで症状に穏やかに作用してくれます。

→ グリチルリチン酸ジカリウムのアトピー・敏感肌への効果とは



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