あせもの原因と対策は?

fac4f0100828793b66c3e90980070867_s

汗をかいた後に、皮膚に赤い発疹のようなものができて、かゆくてたまらない・・・、こんなあせもの症状は誰もが経験したことがあるでしょう。

特にアトピーや敏感肌をお持ちの方にとって、夏になると体中にあせもができてかゆくなるのが憂うつ、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

こちらに、あせもの原因や対策などをご紹介したいと思います。


あせもの原因とは?


あせもは汗疹というように、汗をたくさんかいた時に汗の出る通り道(汗管)が塞がれることにより、皮膚の内側に留まって発疹や小水泡になって現れたものです。

特に子どもに出やすく、これは大人に比べて汗腺の密度が高いためと言われています。

また、大人の場合も肥満や多汗症などが原因となり、あせもを生じやすい場合があります。


あせもによく見られるのは、赤いあせも(紅色汗疹)と言われているものです。

肘や膝など関節の内側や首回り、脇や足の付け根、また衣服が皮膚と接触している部分(お腹回りや胸など)など、特に熱や湿気がこもりやすい箇所に起こり、強いかゆみを伴います。

また、白いあせも(水晶様汗疹)と呼ばれるものもありますが、これは日焼けをした後などに小さな水泡が集まって見えるものです。

こちらはかゆみや痛みを伴うことは殆どなく、皮膚の表面から薄い皮がはがれると自然に治まります。


あせもを放っておくと、雑菌が繁殖して二次感染を起こす場合がありますので、早目に対策をすることが大切です。

特に乳幼児では、頭部にできたあせもが感染を起こすと乳児多発性汗腺膿瘍という細菌感染症を招くことがあります。

また、たかがあせもと考えていると、掻き壊した部分が色素沈着を起こし、跡が残ってしまうこともあります。

そうなる前に、しっかりと予防と対策を立てていきましょう。


あせもの予防と対策


あせもはたくさん汗をかいた後に起こるため、汗をかく頻度や量を少なくすることが第一です。

なるべく通気性の良い環境を選び、夏はエアコンや扇風機などを使用して、快適な温度と湿度を保つように心がけましょう。

就寝時はエアコンや扇風機のタイマーをセットしたり、アイスノンなどの保冷剤をタオルなどに包んで、身体を冷やすよう工夫をすることもひとつです。

ただし、発汗は身体の体温調節に不可欠で、特にアトピー性皮膚炎の場合は汗をかかないことで症状が悪化しやすくなりますので、適度な発汗を促すことは大切です。

そして、汗をかいた後には次のようなケアをおこなうようにしましょう。


<シャワーを浴びる>

たくさん汗をかいたら、早目にシャワーで洗い流し、皮膚を清潔に保つことが大切です。

高温多湿の環境に長時間いる場合は、1日3回までを目安にシャワーを浴びるようにし、汗を身体に留めないようにしましょう。

石けんは皮脂を取り過ぎてしまうので、1日1回使用する程度にして、ぬるま湯で洗い流すと良いでしょう。

シャワーの後は水分をよく拭き取り、全身用のローションなどで保湿をすると良いでしょう。

ベビーパウダーを使用する際は、皮膚がある程度乾いてから、汗の予防や吸収のために適量をつけるようにしてください。


98a9aeffe9784fd21bae25f28bfce855_s

<こまめに汗を拭く>

外出時など、すぐにシャワーを浴びることができない場合は、濡らして固く絞ったタオルや制汗シート、ウェットティッシュなどでこまめに汗を拭き取ることが大切です。

ただし、濡らしたタオルやおしぼりを何度も使用すると、雑菌が繁殖しやすくなり、かえって逆効果になりますので、清潔に保つように心がけましょう。


<薬や軟膏を使用する>

あせもができてしまったら、かゆみや炎症を抑えるためにステロイドを使用した軟膏を塗るのが効果的です。

また、かゆみがひどい場合は抗ヒスタミン剤の内服も有効になります。

薬局に行けば、汗疹に効能のある軟膏や抗ヒスタミン剤がありますので、薬剤師さんに相談して適切なものを選ぶと良いでしょう。

家にオロナイン軟膏がある場合も、軽度のあせもには有効といわれていますので、応急処置として使用する分にはかまわないでしょう。

オロナイン自体には汗疹に対する効能はありませんが、皮膚の殺菌や保湿に役立ちますので、症状を軽減させてくれます。


<衣服を取り替える>

汗をかきやすい時は、身に付ける衣服の素材やデザインにも気を遣うことが大切です。

通常のナイロンやポリエステルなど、通気性を妨げる素材は身体に熱がこもってしまうので、なるべく避けるようにしましょう。

綿は通気性の良い素材ですが、汗を吸収した後は乾きにくいという性質がありますので、綿と麻の混紡素材や、表面に凹凸やメッシュを施して肌との接触面を少なくした生地を選ぶと良いでしょう。

吸湿速乾性に優れた素材や、肌に冷却感のある新素材も開発されていますので、それらを取り入れるのもひとつです。

また、汗をかいたらこまめに着替えるという対策も忘れないようにしましょう。


<食事>

夏は冷たい食べ物や飲み物を摂りがちですが、暑い地域に住む人の食事を見ると、カレーなどの香辛料を使用したり、熱いお茶を飲む習慣があります。

これは、身体の内側から熱を発散させ、結果的に身体を涼しく保つ作用があるといわれています。

冷たいものを摂り続けていると内臓が冷えてしまい、結果的に血行が滞り、汗腺がはたらきにくくなってしまいます。

時には温かい飲み物や食べ物、香辛料などを効果的に摂って汗をかき、すぐにシャワーを浴びるなどして、体温調節を図るようにしましょう。


<皮膚科を受診する>

猛暑が続き、全身のあせもが治らない、炎症が引かないという場合は、早目に皮膚科を受診するようにしましょう。

特に、乳幼児のあせもや湿疹が治りにくい場合は、病院で適切な診断や治療を受けることが大切です。


たかがあせもと侮らず、汗をかきやすい時期も肌をいたわり、快適に過ごせるよう心がけましょう。



敏感肌に根本的にアプローチするには?


敏感肌は、免疫力の低下から起こりやすいとされています。


今はLPS(リポポリサッカライド)という物質が、身体の免疫細胞マクロファージを活性化してくれるということで注目されています。

体質を根本的に見直したい、という場合は、LPSを効果的に活用することもひとつといえるでしょう。

LPSについてはこちらの記事でご紹介していますので、ご参考になさってください。

→ 免疫力を高める方法とサプリメントでアトピー・敏感肌を改善できる?



banner



スポンサーリンク